Last-mile Delivery

与太話アンド Assorted Love Songs

Freedom is another word for nothing left to lose 

ネットを眺めていたら 1/19はジャニス ジョップリンの生まれた日だそうだ。このヒト実はあまり好きではなかった。音楽の形態も好きではなかったし、何よりもこの人の声(いわゆるとんでもないシオカラ声とでもいうのか)とか、その風体が許せない感じだった。サケとタバコとクスリの自堕落な生活でこのような声になったのではないかと思っていた。(自分だって自堕落な生活を送っていたのにいい気なものだが) ただしこの人の歌った Me and Bobby McGeeは その詩に惹かれたことがあった。 

それは、Freedom is another word for nothing left to lose 

という一節。この歌が出た当時はアメリカではヒッピーが全盛。Freedomはみんな持っていたはずだ。だからこれは当時のアメリカの若い白人の、つまり差別のどん底にはいない人たちの、少し被害者意識的な気分を表している言葉なのだろうかと思う。一方人間、nothing left to lose になるのは大変だ。自分で望まないのにそうなってしまう人々もたくさんいるのだから。