Last-mile Delivery

与太話アンド Assorted Love Songs

AMラジオ 続

そもそもAM放送を聞くことはもうほとんどない。 昔は受験勉強の合間に聞く あるいは床屋に行くと流れているのはAM放送だった。平日のAM放送にはなじみがなかったけれど ラジオ関東(これも今は改名したようだ)は学校から帰るとたまに聞いていた。 遅い午後 この放送局の地元 横浜の元町とかそのあたりのCMが流れる。CMと言っても落ち着いた女性の声が背景に流れるピアノの曲とともに店や街の紹介をするだけだ。 そしてこのバックに流れているピアノの曲が好きだった。少し退廃的なというか哀愁を含んだ曲。 聞いているとヨコハマという街のエキゾチックなイメージがわいてくる一方で 坊や 午後のこんな時間にラジオなんて聞いていたらダメよ という気分にもなってくる。 ラジオ関東はAM放送のなかで一番周波数が高くてそこに行くのには何回もラジオのダイアルを回さなくてはならなかった。もう一つ NHK第二で気象通報をいうのをやっていた。 たしかまず概況などを述べ 各地の天気を伝え 天気のあと漁業気象とかあるいは天気図記入用なのだろうか 天気図上の記入ポイントの温度や気圧を読み上げる部分があったように思う。ここに出てくる地名が時には全くしらないガイコクの場所であり 南海のあるいは北の荒んだ風景のようなものがイメージされたのだ。“モッポウでは…“ なんていうのがある。モッポウっていったいどこだと思い後年調べてみたらそれは韓国沿岸の木浦であり モッポウではなくモッポだった。関係ないがこの “木浦” という字面なかなか惹かれるのだ。この気象通報ってアナウンサが淡々と気象情報を読み上げてゆくだけで背後の音楽もなにもなく 抑揚のない声とその背後の静寂感のようなものがかもし出す雰囲気がなかなかよかったのだ。 ネットで検索してみたら Youtubeや毎日の放送を書き出しているサイトもあって驚いたり 自分の記憶の間違いに気が付いたり。正しくは各地の天気(ここで結構ガイコクの都市がでてくるのだけどなぜ木浦があるのかよくわからない) その後船舶からの報告 漁業気象というのが内容でした。 自分はラジオ少年でも天気図少年でもなかったが なんだか懐かしくなったのだ。 でもなぜ木浦が気象通報に選ばれたのか。 木浦市Hp https://www.mokpo.go.kr/jp/about