Last-mile Delivery

与太話アンド Assorted Love Songs

AMラジオ

少し前NHKの朝ドラで ラジオの英語教育番組が題材になっていたものがあった。たまに見ていた。自分の時代はたぶんカムカムなんとかはなかったのだろう。遠い昔母親は料理をしながら台所でFEN (Far East Network 当時の駐留米軍放送 今は名前が変わってAFNと呼ぶらしい)を聞いていた。多分何も分かってはいなかったと思うが今考えてみると母親の妹が今はなき立川の米軍基地で通訳をしている人と結婚していてその家に行くとFENが流れていたのをおれも覚えているからそんなつながりなのだろうか。ついでに週一回かなにか英会話の学校というかガイジンと話す機会をもっていたようだ。 しかし英語はたぶん全くできなかったとおもう。 

その FEN (それにしても “Far East” Networkとはよくぞ名前をつけたものだ。極東とはヨーロッパから見た東の果てがその由来だそうだけど。まあ中東という言葉もそうか。 世界標準時グリニッジだから地球の時刻、位置のベンチマークはアチラなのだな どうせおれたちオリエンタルだと僻んでみる) でそのFENだけどたまに短い日本語を紹介してその意味や使い方を紹介するコーナーがあったのを覚えている。なぜ覚えているかというとよくわからない英語の中で突然日本語のフレーズが聞こえてくるからだ。 おそらく日常生活で有効なフレーズをいくつか紹介していたのだと思う。そこでは日本語を紹介した後いつも “ A Little language goes a long way” というフレーズで締めくくっていたのを覚えている。 当時その意味は分からず聞いていたけどそのうち辞書を引いて “go a long way” の意味が分かった。 旧FEN 現AFNの周波数は前と同じ 810Khz. 中波のこんな真ん中の周波数を使っているところが占領の歴史を如実に示しているのではと思う。 

(続く)