桜が咲くと なんだか居てもたってもいられない気分になる。 残念ながら今年は花見はできなかった。
去年は 飯田橋から市ヶ谷へつづくお濠ばたを花見を兼ねて歩いた。
このあたり老木を切って新しい木を植えたせいだろうか 少し侘しい感じがしたのを覚えている。
ところで ソメイヨシノは あだ花 だそうだ。 あだ花とは 花は咲いても種子を結ばない花。 花本来の使命を全うできない花。 だからソメイヨシノは種ではなく人工的に挿し木などで増やすとか。 短命なのもそのせいなのだろうか。 だからこそ余計心に迫るのだろうか。
時期がくると どこでも申し合わせたように一斉に開花して満開になり散ってゆくのもそんなクローンのような生い立ちのせいだろうか。 しかし こんなあだ花だったら良いな。 花は散っても子孫は永遠です いや違うか ソメイヨシノの場合 花は咲いても子孫は残しません。
花疲れするほど桜を見たわけではないが その時は花見は30分で終了して 四ツ谷の飲み屋へ集合した。 食ったもの 青豆、煮凝り、マグロ、花ワサビ、カレイの塩焼き、他忘れた。 日本酒を３升くらい。 今年はそんな宴会はできなかった。 その時行った四ツ谷の居酒屋もなくなってしまった。
