Last-mile Delivery

与太話アンド Assorted Love Songs

5/16(木)  香港メモリーズ

曇り小雨 午後からずっと風が強い。帰路良く晴れた空。付近の木々が強い風に揺れている。途中で降りて歩こうかとおもったがふつうに帰宅。

香港の話。遠い昔某国駐在中ビザの更新のためだいたい二月に一回くらい訪れていた。いずれも日帰りか、せいぜい一泊の短い滞在だったが、同じ中華圏でも似て非なる風景や人々に接するのが良い気晴らしになった。 

昔からこの街の、なにか刹那感ただよう雰囲気、伏魔殿のような、古く、密集したビル街、対照的に近代的な高層建築、その頭上をかすめる飛行機の風景などに、アジア という異国情緒を感じて憧れていた。Victoria Peakとか Star Ferryなんていう言葉の響きにも。 そして何といってもその入口である香港の空港への着陸が、この街への旅の印象を決定づけている。 

それにしてもこの香港に対する独特な感じとはなんなのだろう。 以下にいくつかの要素を書いてみた

風景; 

空港到着時 居並ぶエアラインが今までのそれとはことなり新鮮かつよりグローバルな感じ

九龍あたりの古くて高いビルが密集している風景
その間の道とその上を走る2階建てのバス
裏通りの密集した店や住宅の風景
対象的に近代的なビルが立ち並ぶエリア そのギャップ
店の看板が横書き(台湾はだいたい縦書き)
街の背後に迫っている山
とても早いエスカレーター

匂い

カイタク空港到着時 空港の周りの海から機内に入ってくるよどんだ潮の匂い 
街にただよう中華料理の匂い(台湾では八角が強いがここでは油の感じ)
上記二つが混ざった感じ

その他

英国植民地の名残か 地名が英語が多い そしてそのネーミングがエキゾチック
広東語のひびき

しかしこれらはただエキゾチックということに尽きるのかな。

ジャッキーチェンの映画では古い香港の風景がでてきて好きなのだ。あと香港人ステレオタイプを面白おかしく表すところ(泥棒にあってカネがなくなった人には冷たいが賭け事で金をスッでしまったヒトには同情してみんなが金を渡すシーンなどが印象に残っている) もう香港に行くこともないだろうが時折思い出す。