Last-mile Delivery

与太話アンド Assorted Love Songs

2月16日(木)

晴れ。いつものように事務所へ。思い立って11時過ぎ事務所出て上野へ。行きたいと思っていた大安寺の仏像展。 上野駅周辺で昼飯食うところをさがすが結局駅近くの立ち食いソバ屋でカツどん。いつもと同じになってしまった。周辺の飲食店は平日の昼間だけど行列しているところもある。パンダ橋を渡って上野公園 国立博物館。 中学時代 自分がいた学校は奈良への修学旅行のたぶん半年前くらいから仏像の教育を始め旅行に行く前は写真を見るとxx寺のxxと言えるくらいになり、それぞれ自分のお気に入りの仏像を2,3持つような感じになった。(まあ全員ではないが多分半数は) その当時から気になっていたのがこの大安寺の仏像群だ。 どれも木彫でしかも憤怒の形相のものが多い。 当時見ていた写真はモノクロで光と影のコントラストがその表情を強めている。 いつか行きたいと思っていたが 実際奈良に行っても他の有名寺を優先的に訪ねるなか日程の関係でここに行ったことはなかった。 それで写真集を眺めて一度は見てみたいと思っていたのだ。それが上野に来るというのだ。はじめは目を疑ったが本当だった。 国立博物館特別展示。幸い人出は多くなくくじっくりと過ごすことができた。すばらしい みんな大きな仏像なのだな。 写真で大きさは記載されているが実際に見るとまた大きさを実感する。そして木の色とその質感があたりまえだが写真とはまた違った印象を与える。不空羂索観音像すばらしい しかも驚くべきことに写真撮影も可能という。 みんな重文だけど。 飽かずに眺めてしまった。まあ来たかいがあったと思う。 馬頭観音がなかったのは残念だけど調べてみたら秘仏とのこと。しかたがない。大安寺とはもともと大伽藍を有する寺だったそうだが度重なる災難で現在は当時の1/10以下になってしまったと。そこで思うのはなぜこの独特な木彫仏像だけが災禍のなかで残っていたのかを知りたいところだ。 ところで仏像を見てやっぱり寺で見たいなとおもったけど寺でも展示室に置かれているようだ。もともとはどこかの建物の中にあったのだろうけどそれがなくなってしまったのではしかたがないのだろう。