Last-mile Delivery

与太話アンド Assorted Love Songs

テンジャンチゲが好きだ

昼めし 事務所の近くにあって気になっていたが今まで一度も行ったことのなかった韓国料理屋に行った。地下へ降りるらしき階段の入り口に店ののぼりのようなものは立っているのだが果たして本当にそこにあるのだろうかといぶかっていたがネットで見ると確かにあるようだ。 事務所を出て20歩くらいのところ。地下に降りてゆく階段は地下街に行く通路というよりは倉庫に降りる道のようだ。階段を降りると作りから多分昔インド料理屋だったと思われるが今はマッサージ屋になっている店のとなりにそれはあった。 店員さんは愛想のよい韓国人の女性。メニューを見て迷わずテンジャンチゲを頼んだ。 テンジャンチゲが好きなのだ。在ソウル時代 カイシャにいるとき同僚(韓国人社員)とゆく昼飯はだいたい キムチチゲ スンドゥブチゲ テンジャンチゲ ブテチゲ 誰かが二日酔いの時はカルグクス たまにトンカツ(と言っても韓国風の薄くて平べったいもの)のローテーションだった。同じキムチチゲやテンジャンでもいくつかの店の選択肢があったがとにかく大体スープ+飯 という組み合わせだ。ローテーションの中でもおれはテンジャンチゲが一番好きだった。たまに禁をおかしてキムチチゲが有名な食堂でテンジャンを頼んだりしてチームの輪を乱すヤツだと思われていたのかもしれない。 余談だがキムチチゲには目玉焼きがあうのだ。テンジャンはそのままが一番良い。 焼肉の締めにもよくこれを頼んでいた。 

長くなったがその地下の店に入ると先客はだれもおらずおれ一人だ。韓国のように頼まなくてもキムチなどの小皿がどんどんでてくるのを期待したけどそれはなかった。店の真ん中には大きなモニタがあって韓国の若いアイドルが歌っておどっているのが映されている。しばらくすると 若い女性のグループが入ってきたとおもったら次から次へどんどん客が入ってくる。すべて女性だ。妙齢の女性グループも来る。おれの隣のテーブルには中年を過ぎた女性のグループが座り 聞くともなしに耳に入ってくる会話(大声だ)は韓国の芸能人の話 来日スケジュールとか何かの配信などの情報交換をしている。 さらに続けて女性の一人客など どんどん入ってきて気が付けばほぼ満席だ 男はおれ一人である。 ああそういうことかと理解したのだ。

 

でてきたテンジャンはソウルで食ったそれとはだいぶ異なっているが片鱗はあった。 できればもっと辛くしてくれ。 夜のメニューを見るとなかなかそそるものがある。 ここは夜来たらよいかもしれないが客層を想像すると少し考えてしまう。 いや違う 自分が部外者なのだ。 すみません 書いていたら今すぐテンジャンを食べたくなった。 インシャラー